誰にでも手に入る夢の住まい(第372回 ローコスト住宅の限界)

こんにちは。
先日開催した感謝祭ですが、たくさんのお客様にご来場頂き大盛況でした。
6社共同で行ったものですが、254組来場見込みの所、326組のご来場がありました。
相変わらず、我が?チーム港北は凄いなぁと思った次第。。。
お客様との信頼関係あっての盛況ぶりと言えます。

それはそれで良かったのですが、実は私、5日(日)の夜半から寒さを感じ…。
なんと39.3℃まで発熱してしまい、寝込んでしまいました。(涙;
インフルエンザではなかったのですが、今回は中々しつこい。。。
外せない案件が水曜と木曜にあった為、抜け出して対応したせいか、体調がハッキリしませんでした。
結局?『よし!直った!!』と宣言するまで1週間かかってしまい、これじゃ、インフルと変わらん。。。
休んだのは充電という事にして、またバリバリやっていきます!!

閑話休題。
前回『 ローコストビルダーのハイグレード仕様』なんて配慮したタイトルでお話しましたが、、、
結局、不心得なものが上っ面だけでやろうとすると、ちょっと過激な物言いになりますが「安物買いの銭失い」となります。
家はそう何度も買い直し、建て直しできませんから、一度の失敗が命取りになる場合があります。

ローコスト住宅の良さは、素材は平均的なものを下回るけど、それなりの家は建つ!というのが適正な所。
でもそれでは売れないから、ハイスペックな商品(例えば設備機器)をラインナップします。
拘りとは言わないまでも、ソコはやはり夢のマイホームであり、そこには様々な夢を描くわけです。子供の成長とか。。。
当然、欠陥などはないのが条件で、そこで買う人が実際造る職人さんたちの生活を圧迫してまで、我が家を造れなんて思っていないでしょう?
でも実際は、ローコスト住宅なんて、フランチャイズ(FC)の本部ばかりが儲かる仕組みで、予算削られ叩かれで、みんな笑っていないんですよ。
笑顔のない現場が正常な訳がないし、そんな環境でいい家なんて建つはずがない。

本来はローコスト=適正価格の限度内なんです。
そのルールを破って展開する。。。
大手ハウスメーカーの様に膨大な予算を掛けなくとも、このぐらいの家なら建てられるよ…っていうのが始まりで、そういった意味ではローコスト住宅の役割みたいなものは終わったのではないかとお話した訳です。
色々な考えがあっていいので、私のこの意見が100%正しいというものでもないけど、あのローコストメーカーがハイスペック仕様を打ち出した事に応えはあると思うんですよね。

今日ニュースにもなっていますが、石川県発祥のローコストメーカーが欠陥住宅だらけだと。。。
正直、またか??って思います。
北陸から出たメーカーが関西だ東北だって営業展開して、、、
で、何?1000万円以下で家を建てていると。。。

何坪だか知らんけど、出来る訳ないじゃん!!
横浜より土地大きいでしょ?建物も大きいんじゃないの??で、1000万円以下???
もう、いい加減にしなさい!!って話。

記事を読むと、杜撰を通り越してます。
現場監理の元社員とかは『自信がない』って。。。
何の自信だよ。。。多分、もう耐えられなくなって逃げたんでしょうね。
これは2つの意味を指しています。
一つは何の知識経験もないという事。
もう一つは会社自体に能力がないという事。
算盤だけで事業展開したんでしょうね。

残念ながら、1000万以下で家は建たないと思ってください。
細かい話、坪数だったり特定の条件を付ければあり得るのでしょうが、そんな条件何の意味もないと思います。
これから先は尚更です。
2020年住宅だ、ZEH住宅だ、時代はハイスペック仕様に向かっています。
つまり、初期投資を担保したうえで、維持費を抑える方向と言いましょうか。。。
住宅の建設費やメンテナンス費用という単純図式ではなく、例えば断熱気密性を上げてエネルギー効率を上げる。。。
つまり省エネですよね?
ローコストはどちらかというと初期投資を低く抑えるのが特徴ですから、住んでからの事はまた別の話。。。
今は、日本の住宅の“質”の向上を目指していますから、“家単体”での捉え方ではなくなっているのです。

ここで大事なのは『適正価格』という事。
設備機器などの“品物”もそうですが、現場工程などをしっかり管理し、結果コストを抑えていく。。。
安かろう悪かろうの被害をなくし、誰もが相応の住まいを手に入れる。
その役割は地場工務店が担うべきものと思っています。

大手の様な工業化住宅が良ければそれもいいと思いますが、本来の省エネ住宅、環境と住まい手それぞれに合った住宅は、地域工務店こそ担い手として相応しいと思っています。(笑)
価格が適正というのは誰にもストレスがかからないやり方。
その根拠の一つとしては、グランピアといって、全国6000社以上の工務店ネットワークがあります。
モノ、ヒトなどのコストや物流の情報を集約し、全国のもしくはその地域の“基準”が出来上がります。
私が狭い範囲で“適正”と言っているのではなく、ちゃんとした情報・データがあってお話しているものです。

適正価格の中で、削れるところは削る。
人の手で創る以上、掛かるところは掛かるのも事実。
注文住宅である以上、標準仕様と言ったベースはあっても、住まい手の好み、自分らしさを表現したいのも事実です。

私は家を創っています。
住まい手一人一人の想いの詰まった家を創っています。
だからできるだけオプションは叶えたいと思っています。
ここで言うオプションとは、お客様がこうしたい、ああしたいという“要望”のことを言います。
よくある業者側の“うま味?”を指すオプションではないのであしからず(笑)

それを適正な価格で叶えたいと思っています。
地域工務店の存在意義もそこにあると信じています。

皆さんと出会える日を楽しみにしております!!
 

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