誰にでも手に入る夢の住まい(第376回 横浜市木造住宅戸別訪問事業で感じたこと)

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空梅雨とか言われた今年。それでも湿気と温度変化にウンザリしています。
馬車馬のように働いた6月もアッという間に今日で終わり、とても有難いことです。
もう、早く夏が来ないかなぁなどと思っています。(笑)

以前というか、このブログでもお話ししていると思いますが、私は横浜市の木造住宅耐震診断士をしています。
横浜市から依頼を受けて“公務”として派遣され診断するのですが、そこは公務ですから営業はご法度。(笑)
じゃあ、なんでそんな事をしているのかというと、偉そうに聞こえるかもしれませんが、一つの地域貢献だと思っているからです。
派遣された先で、後日お伺いして仕事になることもありますがそれは稀な話。
『名刺下さい』と言われなければ渡してはいけない決まりになっていますので、そんな話がないと、基本もう会うことはないわけです。
それでも伺った先で、様々な相談をされますが、どんな事、どんな業者?なんて話になりますが、そこの情報みたいな事は伝えられる訳で、啓発というかそんな意味も含めて、地域貢献という事にもなりえます。

先般、熊本大地震があったわけですが、東日本の時の様に、耐震に関する反響が少ないと聞きます。
実際3.11の時は、横浜市の診断数が例年の3倍以上を9か月で記録した訳で、耐震への関心が深まったとも言えます。
ところが、現在は診断数自体は少なくなっており、市の補助を利用した改修工事も鈍いらしいです。。。
国を始めとした行政は、昭和56年6月の新耐震基準を指標として、それ以前の住宅を補強しようという目標値があるのですが、それも思ったほど伸びていないとのこと。。。
行政の見立てが甘かったのか、喉元過ぎて、、、なのかは分かりませんが、景気の動向も関係あるのだと思います。

そんなこともあって、横浜市では新耐震基準前で補強工事をしていないであろう住宅に、上記のような訪問事業を試みたわけです。
市の役人だけでは手が足りないですから、このような啓発活動に賛同し、直接的な協力が可能な人(法人)を募集しました。
私は診断士ですし、これも地域貢献の一助かなと思い、お受けしました。
微々たるものですが。。。(笑)
綱島西4丁目と大曾根3丁目が割り振られまして、あともうちょっとで終わります。

この事業は会社名(所属)を名乗っていいことになっています。^^;
個別の相談を受けた場合は後日改めてアポを取るように言われています。
これは市と民間の線引きの為で、役所としてはトラブってもそっちでやってね!って感じの話。
でも、私が訪問して感じたことは、そんな楽しい話ではありませんでした。

所謂、門前払い。(笑)
これはきつい。。。 私、いま50です。(笑)
10年近く前、派遣されて診断した市民の方に忘れられていました。^^;
流石に訪問地域が近いこともあって、社名を名乗ると案外皆さん優しかったです。。。

でも何組?かの方は、ハッキリ言ってしまえば“騙された”話をされ、信用できない業者にあたって後悔した話でした。
中には知り合いの不動産業者に紹介してもらったのに、見積もりの倍以上業者の都合で請求がきたとか。。。
あくまで一方の話なのですが、あまりに酷いというか残念な話が意外に多かったのでちょっとショックでしたね。

この事業の趣旨は、市の耐震事業のご紹介のほか、平成29年度に限って補助金の上限が30万円UPしているので、それらを周知して頂くことです。また神奈川県警から、空き巣被害やオレオレ詐欺の注意喚起も含まれています。
個人的には、訪問によるリフォーム詐欺みたいなことも伝えればいいと思うのですが、1回で全部は無理ですよね。
ただ防犯を含めた危機意識は重要で、その辺りの事も今後課題として捉えた方がいいようです。

当ブログでも今後、どんどん触れていこうと思っています。
過去に書いたことも重複するかと思いますが、過去のブログをずっと遡って読む人もそういないと思いますので、、、。
この業者はダメなんて書けませんが(笑)、例えば耐震に関して言えば専門のノウハウがとても重要なので、そこが不得手なリフォーム業者もいる訳です。
悪口という事ではなく、趣旨をご理解いただければ幸いです。^^;

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